学術コミュニティにとってのバーチャル空間
DH 2022 Tokyo Commemorative Lecture Series
2022年7月7日(木) 10:30-12:00 学術コミュニティにとってのバーチャル空間
(逐次通訳あり)
【終了しました】
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講師:Quinn Dombrowski(スタンフォード大学)
Quinn Dombrowskiは、スタンフォード大学文学・文化・言語部門と図書館の学術技術スペシャリストである。Quinnは、シカゴ大学のスラブ言語学で学士・修士を取得し、イリノイ大学の図書館学修士を取得した。Quinnは15年以上に渡り複数のデジタル・ヒューマニティーズのプロジェクトと協働した経験を持ち、米国DH学会(Association for Computers and the Humanities, ACH)の共同副会長を務めている。
Quinn Dombrowski is the Academic Technology Specialist in the Division of Literatures, Cultures, and Languages, and in the Library, at Stanford University. Quinn has a BA/MA in Slavic Linguistics from the University of Chicago, and an MLIS from the University of Illinois. Quinn has collaborated on digital humanities projects for over 15 years, and serves as co-VP of the Association for Computers and the Humanities.
ウクライナ文化遺産救済オンライン:『あつまれ動物の森』でのスペシャル講演
“Saving Ukrainian Cultural Heritage Online: A Special Presentation in Animal Crossing: New Horizons”
3月1日より、SUCHO(Saving Ukrainian Cultural Heritage Online)の一環として、世界中から集まった1,300人以上のボランティアが、ウクライナの文化遺産のウェブサイトをアーカイブするために協働しています。この講演では、戦争中にデジタル文化遺産について考えることがなぜ重要なのか、また、ボランティアがどのように地球の裏側からウクライナを助けてきたのかを説明します。プレゼンテーションの舞台は、『集まれ どうぶつの森』です。SUCHOの仕組みを説明するために、クリエイティブなバーチャル空間を活用します。
Since March 1, over 1,300 volunteers from around the world have been working together to archive Ukrainian cultural heritage websites as part of SUCHO (Saving Ukrainian Cultural Heritage Online). This presentation will explain why it is important to think about digital cultural heritage during a war, and how volunteers have been helping Ukraine from the other side of the world. The presentation will take place in "Animal Crossing: New Horizons”, using a creative virtual space to explain how SUCHO works.
2022年7月7日(木) 10:00-11:30 学術コミュニティにとってのバーチャル空間
(逐次通訳あり)
【終了しました】
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コメンテイター:小風尚樹(千葉大学)
千葉大学人文社会科学系教育研究機構助教。同大学が主導する卓越大学院プログラム「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」にて、デジタル・ヒューマニティーズ関連講義の設計に携わっている。2022年よりメールマガジン『人文情報学月報』にて、連載「デジタル・ヒストリーの小部屋」を執筆中。大学院講義の中では、任天堂「あつまれ どうぶつの森」を切り口としたDH関連講義も展開した経験がある。東京大学人文社会系研究科西洋史学専門分野博士課程在籍、キングス・カレッジ・ロンドンデジタル・ヒューマニティーズ修士課程首席修了。学会活動として、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会「人文学のための情報リテラシー」研究会主査、東アジアブリテン史学会委員、Tokyo Digital History代表などがある。主な業績として、『欧米圏デジタル・ヒューマニティーズの基礎知識』(共編著、文学通信、2021年)、「イギリス海軍における節約と旧式艦の処分」(『国際武器移転史』第8号、2019年)、「アトリエに吹く風:デジタル・ヒストリーと史料」(共著、『西洋史学』第268号、2019年)、‘Toward a Model for Marking up Non-SI Units and Measurement’ (Journal of the Text Encoding Initiative, Issue 12, 2019)などがある。
企画:一般財団法人人文情報学研究所